あなたがアナウンサーになれるチャンスは、大学3年〜4年のアナウンサー試験のときだけです。

もちろん、「既卒でアナウンサーになりました」「OLを2年した後にアナウンサーになりました」という人もいないことはありませんが、基本的には新卒採用です。

多くの視聴者は、新卒の女子アナウンサーをテレビで観て、感情移入をして応援したいと思っています。

もしかしたら、あなたは「出版社に勤めるのも悪くない」「マスコミならば、広告会社にだって興味はある」と考えているかもしれません。

ですが、出版社も広告会社も、転職すれば、25歳からでも、30歳からでも、なることができます。

一方で、局アナ(テレビ局のアナウンサー)は、新卒でなければ、基本的にはなることはできません。

既卒の募集もありますが、たいていは「経験者募集」となっているので、「局アナ経験者」しか採用されないのが現実です。

あなたが他の職業に興味があった場合には、一度、新卒でアナウンサーを経験した方が、転職も有利です。

元アナウンサーならば、出版社の編集者であれ、広告代理店のコピーライターであれ、採用されやすくなります。

一度でもアナウンサーになってしまえば、「元アナウンサー」が名乗れます。

その後、小説家になっても、女優になっても構いません。

将来、転身し放題なのが、女子アナウンサーという職業の特徴でもあるのです。