アナウンサー試験は、公平な試験です。

「資産100億円の大富豪の娘」だとしても合格できるとは限りませんし、「モデル経験のある美女」でも、軒並み不合格になります。

「アナウンサーに内定するにはコネが必要だ」と言う方もいますが、「アナウンサーに内定するほどの強力なコネ」というのは、めったにあるものでありません。

「1億円払います。アナウンサーに内定させてください」と、テレビ局に申し入れたとしても、門前払いになるのがオチです。

1億円の裏口入学料では、安すぎるからです。

テレビ局が求めているのは、その女子アナウンサーがテレビに出ることで、多くの視聴者を魅了し、1億円どころか、何十億円の利益を生み出せる人材だからです。

裏口入学も通用せず、美人だからといって内定できるわけでもない。

一方で、ごく普通の女子大生でも、内定できるチャンスがあるというのが、アナウンサー試験です。

「どうして私のような美人が落ちて、あんな普通の人が内定するの?」ということが、毎年のように起きます。

もちろん、美人を採用したいと考えているテレビ局もありますが、「アナウンサーが美人すぎたら、女優さんが引き立たない」と考えているテレビ局もあるのです。

庶民的で、好感度があることで内定できる人もいれば、いくら美人だとしても、滑舌が悪ければ、ニュースを読む職業である以上、採用されません。

美人であれば有利ではあるが、美人でなかったとしても採用される可能性がある。

まさに、普通の人がシンデレラになれるのが、アナウンサー試験です。

「私は美人ではないから」とあきらめる必要はありません。

ただ、きちんとアナウンサー試験対策をする人が内定し、試験対策をしない人は落ちていく。

それが、アナウンサー試験なのです。