報道番組のナレーションも、CMナレーションも、アナウンサーの仕事です。

フリーアナウンサーが読むこともありますが、地方局の場合は、まず「局アナ」が読むと思ってください。

CMナレーションは、音声スタジオで、一度自分の声を吹き込んだだけで、何度も同じCMが流れます。

アナウンサーとしては、15秒の仕事にもかからわず、「いつも頑張ってるね」と、言われることが多い、得した気分になる仕事です。

フリーのアナウンサーにとっては、企業のCMナレーションを読むと、1回4万円以上になったりするので、お得な仕事です。

結婚して子供ができても、CMの仕事だけは続ける女子アナウンサーは、とても多いです。育児の合間でもできて、単価の高い仕事だからです。

局アナの場合は、給料の中での仕事なので、CMナレーションをしたからといって、特別に「ナレーション手当」がつくわけではありません。


地方局のアナウンサーの場合、13時から17時のあいだに、まとめて一気に何社ものCMナレーションをする勤務形態になっています。

パチンコのCMナレーションの後に、呉服屋さんのCM、次に車のCMといった形で、どんどん声を吹き込んでいきます。

グルメ番組や、報道番組のナレーションも、アナウンサーの仕事です。

ナレーションの技術は、年齢を重ねるごとに、上達していきます。

新人アナウンサーよりは、30代、40代のアナウンサーの方が、力量があるので重宝されます。

20代は若さを前面に出し、顔出しがあるバラエティーが中心で、30代から、徐々に、顔出しがないナレーションにシフトしていくケースが多いです。

CMとナレーションは、年を重ねるごとに、需要が増す仕事なのです。