アナウンサーは、天気予報を読むことも仕事です。

「天気予報は、気象予報士しかやってはいけないのでは?」と思っている方もいるかもしれません。

もちろん、予報をするのは気象予報士でなくてはいけません。

ですが、気象庁や、日本気象協会、ウェザーニュース社が提供する天気予報の原稿は、アナウンサーが読むのです。

「今日の天気は晴れです」という予報を出してはいけませんが、「今日の天気は晴れです」という原稿は、アナウンサーが読むものなのです。


天気予報を伝える前に、10秒の顔出しがある場合があります。

この部分に関しては、予報ではなければ、アナウンサーは自由に考えて、発言することができます。

今日は、麦わら帽子をかぶっているお母さんが多かったですね。夏本番です。それでは、天気予報をお伝えします」

「今日は24節気の一つ、大寒です。1年で最も寒い日とされています。では、天気予報です」

といったコメントは、アナウンサー自身が考えます。

24節気のひとつの日であれば、「今日は24節気のひとつ、◯◯です」というのが定番で、それ以外の日のコメントは、オリジナルで考える必要があります。

その日、その日によって、天候についてのコメントをするのも、アナウンサーの仕事なのです。