「アナウンサーになると、天気予報を読まなければいけない。気象予報士の資格を取得すべきなのではないか」と勘違いをする女子アナ志望者が、毎年必ずいます。

アナウンサーは、気象予報士の資格がなくても、天気予報の原稿を読んでも構いませんので、安心してください。

気象予報士試験は、もしあなたが今高校生で、取得する時間があったとしても取得しないことをお勧めします。

というのも、もし、あなたが気象予報士試験に合格してしまったら、アナウンサーになったとしても、天気予報の仕事ばかりになってしまうからです。

アナウンサーの仕事は、ニュースを読む、リポーターをする、ラジオパーソナリティーをするなど、多岐にわたります。

そのなかで、「天気予報だけ」しか担当させてもらえないアナウンサーになってしまう危険性があります。

気象予報士の資格は、アナウンサーになったあとに、足かせになってしまうのです。


「お天気お姉さんがニュースキャスターになった」「お天気お姉さんが、情報番組のメインキャスターになった」というのは、聞いたことがありません。

テレビメディアは、一度イメージがつくと、そのイメージのことばかりをさせられてしまいます。

天気予報の仕事は素晴らしい仕事だとは思いますが、アナウンサー志望ならば、アナウンサーの仕事全般をしたほうが、アナウンサーとしての経験値が上がります。

気象予報士の資格はとても難しいので、気象予報士試験を受けている暇があったら、自己PRを1分で言えるようにしたほうが、内定には近づくのです。