あなたがアナウンサーになると、お金を払わなくても、テレビに出ることができます。

「何を当たり前のことを言っているの? アナウンサーなんだから、テレビに出るのは普通じゃないの」と思う方もいるかもしれません。

お金を払わず、無料でテレビに出るということは、普通ではなく、特別なことなのだということを、まずは肝に銘じてください。

テレビのCMを考えてみましょう。

通常は、ゴールデンタイムであれば、15秒スポットで1000万円を支払わなければ、商品をPRできません。

もし、10回ゴールデンタイムでCMを流すのであれば、1億円かかります。

企業は、お金を払って、テレビのCM枠を買っているのです。

自社の商品PRのために、これだけ告知のためのお金を使っているわけです。


そんななか、アナウンサーは、CM枠ではなく、テレビ番組も本編に出ることができます。

しかも無料で、です。

無料で、自分の顔と名前を視聴者の方に覚えてもらうことができるわけです。

ニュース番組の本編の中に、自社のPRを入れられたら、その商品はかなり売れるはずです。

CMはスキップをする人もいますが、本編は、じっくりと観るために、告知効果は絶大です。

信頼性も、CMよりも本編の方があります。

たとえば、「アガリクスは、とても効果があります」というのを、CMで言うのと、ニュースで言うのであれば、後者の方がアガリクスは売れます。

あなたがキー局のテレビでニュースを読むとして、視聴率が10%であれば、1000万人に、あなたの顔と名前をPRすることができることになります。

無料で自分の顔を、全国に売ることができるのです。

これは、普通ではないことなのだと、肝に銘じてください。


アナウンサーを経験すれば、政治家にも転身しやすいです。

無料で顔と名前を売ることができた状態で立候補できるため、無名の候補者よりも有利な状態になるからです。

「自分の名前と顔を、全国に売り込みたい」という歌手の方は、とても多いです。

ですが、そのためには、広告宣伝費は数千万円かかります。

それでいて、知名度が上がるかといえば、アナウンサーよりは上がらないでしょう。

毎日のように、無料でテレビに出られるということは、毎日100万円以上の宣伝広告費を、タダでもらっているようなものです。

アナウンサーは、毎月の給料をもらいながら、自分の名前と顔を宣伝できるという、夢のような職業なのです。