アナウンサーは、会社員なので、ボーナスがもらえます。

ボーナスは、夏のボーナス（７月上旬）、冬のボーナス（１２月上旬）、期末ボーナス（３月上旬）の３回です。

期末ボーナスというのは、３月の決算期の、決算期末のボーナスなので、期末ボーナスと呼ばれます。

会社の規模にもよりますが、夏のボーナスは３ヶ月、冬のボーナス３ヶ月、期末ボーナス一ヶ月と考えてください。

地方局によっては、経営規模が小さいために、期末ボーナスがないところもあります。

３ヶ月、１ヶ月というのは、基本給の３ヶ月分、１ヶ月分ということです。

あなたの毎月の基本給が２０万円であれば、３ヶ月分で６０万円、１ヶ月分で２０万円ということになります。

いずれ基本給が４０万円になれば、夏のボーナスは１２０万円ということになります。


アナウンサーの給料は、基本給だけではなく、諸手当もつきます。

諸手当とは、衣装手当、住宅手当、家族手当などのことです。

衣装手当は、地方局では、体力がない局では、出ないこともあります。

住宅手当も、「入社５年目まで住宅手当が、毎月５万円出ますよ」という局もあれば、出ない局もあります。

給料は、TBS系列は一律いくらですと決まっているわけではありません。

その局によって、給与形態はまちまちです。

当然ですが、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日といったキー局は、給料も高いです。

人気アナウンサーで、どうしてもフリーになってほしくないアナウンサーに対しては、個別に年俸１億円を提示するらしいということも、まことしやかに、ささやかれていますが、たいていの場合は、他の社員と同じ給料です。

「アナウンサーは、他の社員よりも給料が高いんでしょ」という方がいるのですが、残念ながら、他の同期入社の社員と、いただく給料は同じです。

テレビに出ていようが、テレビに出ていなかろうが、会社員なのですから、社員として同じ待遇になります。

タレントであれば、会社にかかってきた電話には出なくてもいいのですが、アナウンサーは社員なので、アナウンス部にかかってきた電話は、社員として取らなければいけません。

アナウンサーになったら、それだけで大金持ちになれるというわけではありません。

社員と同じ待遇で、給料も同じ。ただ、テレビに出る仕事をしているだけ、というのがアナウンサーなのです。