「私はチャラチャラした女子アナウンサーが嫌いなんです。ニュース原稿を読んだり、ナレーションを読んだりだけが、したいんです」という女子アナ志望者がいます。

「これしかやりたくないんです」という人は、アナウンサーには向いていません。

なんでもやるのが、アナウンサーの仕事だからです。


ナレーションが上手くても、バラエティがダメだと、「あの女子アナはダメだ」と言われてしまいます。

バラエティ番組のアシスタントが上手でも、「ニュースが下手だ」と文句を言われることもあります。

「いいところだけを見て評価してほしい」という気持ちもわかりますが、ダメなところがないアナウンサーが、優れたアナウンサーとして評価されます。

スポーツも、ニュースも、バラエティも、ラジオパーソナリティーも、すべてが上手なアナウンサーが、局アナとして求められるのです。

もし、「スポーツだけが上手ならばいい」「ラジオだけが面白ければいい」というのであれば、フリーアナウンサーにお願いすればいいからです。


局アナのウリは、「なんでもできること」です。

「これしかできません」というアナウンサーは、局の側としては、使い勝手が悪いので、会社を辞めてフリーアナウンサーになっていただくしかありません。

「好きな仕事だけしたい」ではなく、「どんな仕事でもやる」のが局アナであり、どんなことでもできるという部分に誇りを持つのが「局アナ」という職業人なのです。