ここまでこの本を読んできて、「できれば私も、女子アナウンサーになりたい。これほど条件が揃った職業はない」と思った方もいらっしゃるでしょう。

多くの企業は、いまだに「男性社会」です。

男女雇用機会均等法だと言われても、やはり男性の方が、いずれ結婚・出産で退職する可能性がある女性よりも、優遇される企業が多いのは事実です。

そんななか、女子アナウンサーだけは、違います。

男子アナウンサーはあまりブランドではありませんが、女子アナウンサーは、ブランドです。

男子アナウンサーのカレンダーはありませんが、女子アナウンサーのカレンダーであれば、売れる可能性があるので、出版されます。

男性よりも、女性の方が地位が高い。

これは、アナウンサー以外の職種では、見られない傾向です。

男尊女卑ではなく、女尊男卑の世界が、アナウンサーなのです。