中継リポーターも、すべての視聴者が傷つかないように話さなければいけません。

差別用語は、当然ですが、アナウンサーは使ってはいけません。

学生だとついつい使いがちな、「死ねばいいのに」「そんなことをするひとは死んでください」という表現も、アナウンサーは絶対に使ってはいけない表現です。

なぜならば、病院のベッドで寝ている患者さんが、一番熱心にテレビを観ている視聴者だからです。

病院では、わざわざお金を払って、テレビカードを買ってテレビを観ている入院患者さんも多いのです。

普段はテレビは無料かもしれませんが、病院の中では有料になっているケースはよくあります。

入院中で、体を満足に動かせず、ベッドにいるしかない方もいれば、余命いくばくもないという患者さんもいます。

入院患者さんにとっては、テレビが心の支えとなっている場合も多いのです。

そんななか、見ず知らずのアナウンサーから「死ねばいいのに」と言われたら、どう感じるでしょう。

ものすごくショックを受けることは、あなたも想像できるはずです。


一番熱心な視聴者は、入院中の患者さんです。

あなたがアナウンサーとして話すときは、入院患者さんに向かって話しているという意識を忘れてはいけません。

入院患者さんに好かれるアナウンサーになることで、全国の視聴者の方から好かれるアナウンサーになることができるのです。