「女子アナにはなりたいけど、いったい、どんな仕事をするんだろう」という方もいらっしゃるでしょう。

なんとなくテレビに出ているのは知っているけど、詳しい仕事の内容までは知らないはずです。

女子アナウンサーの仕事の内容は、
・ニュースを読む。
・天気予報を読む。
・ナレーションをする。
・CMナレーションをする。
・バラエティ番組の司会(MC)をする。
・バラエティ番組のアシスタントをする。
・バラエティ番組で、中継リポーターをする。

ラジオの場合は、
・ラジオパーソナリティーで、メインパーソナリティーを務める。
・ラジオパーソナリティーのアシスタントをする。
・ラジオのニュース、天気予報、CMを読む。

といったことが挙げられます。

地方局の場合は、報道記者として原稿を書くこともありますし、ニュースの編集作業に立ち会ったり、テレビのディレクター業務もこなしたり、ラジオの台本を書いたり、といった仕事もあります。

 
テレビに出ている時間だけが、アナウンサーの仕事だと思っている方がいますが、そうではありません。

テレビに出ている以外の時間は、原稿の下読みをしていたり、台本のチェックをしたり、下調べをしていたり、電話取材をすることもあります。

アナウンサー業界には、「仕込み8割」という言葉があります。

1時間の生放送ならば、下調べをしている時間は4時間、30分の放送であれば、2時間は仕込みに使うのが通例だというわけです。

一見、テレビに出ていると「派手だ」と思われがちですが、実際にテレビに出ている時間の4倍は、仕込みの作業をしているのがアナウンサーです。

ニュースを読んでいる時間が5分だとしても、20分は、原稿の下読みをしています。

費やしている時間からすれば、「テレビに出ている職業」というよりも、「仕込みをしている職業」だというのが、アナウンサーです。

「派手な美人」が採用されるわけではなく、地味な努力家のほうが、アナウンサーに内定する理由は、このためです。

お化粧をしている時間よりも、下読みをしている時間の方が長いのが、アナウンサーなのです。