アナウンサーになる前に必要な資格があるとすれば、ひとつだけです。

それが、「普通自動車免許」です。

「何を当たり前のことを言っているんだ。自動車の免許なんて、誰でも取れるじゃないか」と思うかもしれません。

ですが、唯一、アナウンサー試験で有利になるとしたら、自動車免許なのです。

特に、地方局では「車でひとりで取材に行ってくれ」と言われることは多いです。

そのときに、「免許がないので」というのは、話になりません。

免許がないままアナウンサーになってしまうと、日常業務が忙しいので、自動車免許を取りに行く暇がありません。

なので、資格欄があったら「普通自動車免許」と書いておきましょう。

特に会話も盛り上がりませんが、地方局の最終試験でひとりだけが選ばれるときに、ひとりが自動車免許を持っていて、ひとりが持っていなかったら、免許を持っているほうが、即戦力扱いになるので有利です。

もちろん、免許がなかったとしても、内定が出た後に「ただし、採用の条件として、入社までに自動車免許は取得しておいてくださいね」と言われるだけなので、そこまで不利というわけではありません。

アナウンサー志望者が、大学1〜2年のときに取得するのであれば、自動車免許が一番いいです。

そういうと、「じゃあ大型特殊はどうですか?」と、トラックの運転手になるための資格を取ろうとする人が現れるのですが、アナウンサーになった後に、大型車を運転するケースはないので、まったく意味はないと考えてください。(というと、ならば取得しようとする人が現れるので、困るのですが・・・)

入社してから必要なのは、気象予報士でもなく、漢字検定でもなく、いざというときに車に乗るための「普通自動車免許」なのです。